今日は、さぬき映画祭2013、優秀企画作品のグランプリが決まる日やったん。
プレ上映会に行った時に、はなっしょったんやー。
「表彰式行くなら、全作品見たいよなあーー」って。
だけん、今日は、まず4作品全部を見たん。
1作品目は「竜宮、暁のきみ」
東京都の青木克齊監督の作品で、主に三豊市・高松市を舞台に撮影。
この作品は、浦島伝説と人形浄瑠璃が、うまく融合されとった。
それに、荘内半島をはじめとする、三豊市のきれいな景色が満載やったよ^^
2作品目は「The lion dance しあわせ獅子あわせ」
香川県の釜次智久監督の作品で、主に東かがわ市、さぬき市、丸亀市、
仲多度郡多度津町、綾歌郡綾川町、高松市を舞台に撮影。
香川の伝統文化である「獅子舞」をとりあげた作品で、
制作スタッフや役者さんなど、ほとんどが香川の人で作られてるん。
3作品目は「ギャングが島にやってきた」
東京都の神田智監督の作品で、主に土庄町豊島、高松市を舞台に撮影。
この作品は、4作品のうち唯一のコメディ作品やったんやけど、
ガレキ処理問題や過疎化など、シリアスな問題も織り込まれていたよ。
4作品目は「海竜を見た日」
東京都の野村忠弘監督の作品で、主に丸亀市本島、高松市、坂出市を舞台に撮影。
古い街並みや自然が多く残る本島の魅力がちりばめられたミステリー作品で
謎の生物を追う謎の女性をと出会った少年の物語です。
4作品を見終わった後は、いよいよ表彰式。
ドキドキしながら待っているであろう会場の空気の中、
審査員の中島貞夫監督から結果の発表!が行われたん。
グランプリは「The lion dance しあわせ獅子あわせ」
審査員特別賞は「ギャングが島にやってきた」
奨励賞は「竜宮、暁のきみ」 と 「海竜を見た日」
そして、中島監督からの総評があったよ。ちょっとまとめると、こんな感じかな。
「過去2年は、グランプリ作品はなかったけれど、
今年は4作品どれも素晴らしい作品で、どれをグランプリにするか非常に悩みました。
でも、グランプリの決め手は、「The lion dance しあわせ獅子あわせ」に携わった人の熱意。
(この作品は、制作に1年以上を費やし、そこに関わった人の数は120人を超えていて、)
その人たちの、映画に対する想いが、スクリーンを通してビシビシ伝わってきた。
また、獅子舞という伝統文化を題材に、そこにある後継者不足という問題を
3世代を通じて描いているところも素晴らしい」
グランプリが発表された後、一瞬、間があり、
スタッフたちからあがった歓声が耳に残っています。
映画に携わった1人1人の脳裏にこれまでの苦労が走馬灯のように流れたことでしょう。
だからこそ、みなさんの涙がとっても輝いて見えました。
2013/2/11